技術英検3級

【技術英検3級】第122回 問題I オリジナル解説

技術英検3級 第122回 問題I
管理人

管理人のトイトブルクです。
本記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。

「技術英検3級」を勉強していて、こんなことはありませんか?

受験者

この問題の答え、なんでこうなるの?解説がないからわからない!

そうなんです。「技術英検3級」の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されていますが、解説がないんです。

管理人が以前「工業英検3級」「工業英検2級」の勉強をしたときも、

管理人

解説がないから自分で調べて考えなきゃ・・・

となることが多々ありました。

幸い管理人は

工業英検3級(技術英検2級相当)
工業英検2級(技術英検準プロフェッショナル相当)

に合格しています。

そこで本ブログでは、工業英検2級に合格した管理人が、技術英検3級過去問を解説します。

解説を読んでいただければ、

受験者

そうか!このように問題を解けばいいんだ!

と感じていただけるでしょう。

技術英検3級の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されています。

著作権の関係上、問題文は掲載できません。『技術英検3級問題集』をご用意の上、記事をお読みください。

本記事では、工業英検4級第122回(2020年1月)の問題Iを扱います。

なお、「技術英検3級」と「工業英検4級」はほぼ同内容の試験です。

技術英検3級 配点 問題I

「技術英検3級」における問題Iの配点は70点です。1問10点×7問=70点になります。

問題Iは英文和訳です。

幸い解答は4択の選択式なので、完全な訳ができなくても答えを導くことは可能です。

個別の問題に入る前に、解法の流れを見ておきましょう。

適切な和訳を選ぶ問題の解法
  1. 文の構造(SVOC)を把握する
  2. メイン構造を訳す
  3. 自分で直訳してみる
  4. 直訳が選択肢にない場合、文意を変えないで意訳しているものを探す

文の各要素は以下の通りとします。

ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。

S:主語
V:動詞
O:目的語
C:補語
M:補助的な要素

上の解答手順を参考にしながら、個別の問題に入っていきましょう。

問題(a)~(g)の解説

(a)

文構造の把握

S=A lot of evidence
V=suggests
O=that節
S'=loud noise
V'=can affect
O'=our health

メイン構造の訳

「多くの証拠が~ということを示唆している」

この訳に合致するのは選択肢4. のみです。

一応that節の中を検討しておきましょう。

「大きな騒音は私たちの健康に悪影響を与えることがありえる」

"affect"は(悪い)影響を与えるという意味で、"can"は「可能性がある」という意味で使われています。

以上より、選択肢4. が正解です。

(b)

文構造の把握

S=This type of alloy
V=is
M1=twice
M2=as
C=strong
M3=as any steel now available

メイン構造の訳

本問のポイントは"twice as strong as"という比較表現です。

"as ~ as"で比較しているのは以下の2つ。

  1. "This type of alloy(この種の合金)"と
  2. "any steel now available(現在入手できるあらゆる鋼鉄)"

"now available"は"steel"を後ろから修飾しています。

"twice"は「2倍の」という意味です。

「この種の合金鋼は現在入手できるどの鋼鉄の2倍強い」

文の意訳

文全体を意訳したものが、正解の選択肢1. になります。

(c)

文構造の把握

M=After the installation
Sは命令文のため省略
V=turn on
O=the machine
to不定詞
V'=check
O'=whether節
S''=it(the machine)
V''=works

メイン構造の訳

「機械を作動させてください」

この時点で正解は選択肢1. と解ります。

全体の直訳

"After the installation"は「設置後は」

to不定詞は「~してから・・・する」と前から後ろに訳すことが多く見受けられます。

"check whether it works"→「それ(機械)が動作するかを確認してください」

以上より直訳は「設置後は、機械を作動させて機械が動作するかを確認してください」です。

全体の意訳

以上を意訳したものが正解の選択肢1. になります。

(d)

文構造の把握

S=The scientist
V=studied
O=the interaction
M=between magnetic field and electric field

メイン構造の訳

"interaction"が「相互作用」と解れば即答できます。

"inter-"は「~間の」という接頭辞、"action"は「作用」です。

このように、接頭辞が解れば単語の意味が推測しやすくなります。

以上より、選択肢4. が正解です。

(e)

文構造の把握

S=The viscosity of a liquid
V=decreases
as節
S'=the temperature
V'=increases

メイン構造の訳

選択肢が似通っています。こうした場合、「違う部分」に注目しましょう。

「粘度」と「密度」、「上がる」と「下がる」、「増加する」と「低下する」が違います。

本問はこれらの単語を知っているかが勝負です。

"viscosity"は「粘度(粘り気)」

"density"は「密度」

"increase"は「上がる」

"decrease"は「下がる」

技術英語ではよく出てくる単語なので覚えておきましょう。

正解は選択肢2. です。

(f)

文構造の把握

S=The plastic
thatは主格の関係代名詞
V=decomposes
M=naturally

メイン構造の訳

「プラスチックは自然に分解する」

"decompose"が難しい単語ですが、本問では知らなくても正解できます。

上の訳から、正解の候補は選択肢1. と4. です。

全体の直訳

関係代名詞の後の部分を見ると次のようになります。

「(プラスチックは)その研究室によって発見された」

以上より、全体の直訳は

「その研究室によって発見されたプラスチックは、自然に分解する」

となります。

全体の意訳

「その研究室によって発見された」→「その研究室が発見した」と考えて意訳したものが、正解の選択肢4. になります。

(g)

文構造の把握

as節
S1'=evidence
V1'=is gathered
M1'=to support a hypothesis
and節
S2'=it(a hypothesis)
V2'=becomes accepted
M2'=in the scientific world
S=the hypothesis
V=is referred to
M=as a theory

メイン部分の訳

"refer to A as B"は「AをBと呼ぶ」です。

受け身にすると"A is referred to as B"「AはBと呼ばれる」となります。

よってメイン部分の直訳は「仮説は理論と呼ばれる」です。

この時点で正解は選択肢1. です。

全体の直訳

as節の中は次のような構造です。

as 文1 and 文2, ~

ここで

  1. 1=evidence is gathered to support a hypothesis
  2. 2=it becomes accepted in the scientific world

です。

  1. 1は「証拠が仮説を支持するために集められる」
  2. 2は「それ(仮説)が科学界で受け入れられるようになる」

2について文法的な補足をひとつ。

"becomes"は"is"と同様に受け身の文に使われます。

  • "is accepted"→「受け入れられる」
  • "becomes accepted"→「受け入れられるようになる

以上より、選択肢1. が妥当です。

まとめ

問題Iを解くポイント

まずは文構造を把握しよう

メイン構造の訳だけで解答できる問題も多い

英文を直訳して、合致する選択肢を選ぶ

管理人

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもみなさまのお役に立てればうれしく思います。

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