管理人のトイトブルクです。
本記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。
「技術英検3級」を勉強していて、こんなことはありませんか?
この問題の答え、なんでこうなるの?解説がないから分からない!
そうなんです。「技術英検3級」の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されていますが、解説がないんです。
管理人が以前「工業英検3級」「工業英検2級」の勉強をしたときも、
解説がないから自分で調べて考えなきゃ・・・・・・
となることが多々ありました。
管理人は現在
- 工業英検3級(技術英検2級相当)
- 工業英検2級(技術英検準プロフェッショナル相当)
の資格を持っています。
そこで本ブログでは、工業英検2級に合格した管理人が、技術英検3級の過去問を解説します。
解説を読んでいただければ、
そうか!このように問題を解けばいいんだ!
と感じていただけるでしょう。
技術英検3級の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されています。著作権の関係上、問題文は掲載できません。『技術英検3級問題集』をご用意の上、記事をお読みください。
本記事では、工業英検第119回(2019年5月)の問題IIIを扱います。
なお、「技術英検3級」と「工業英検4級」はほぼ同内容の試験です。
問題IIIの傾向・対策
問題IIIは前半と後半のフレーズを組み合わせる問題で、配点は1問3点×5問=15点です。

問題が5題に対して選択肢が5つ。1か所間違えると自動的にもう1か所間違えてしまいます。
英文の前後をつなぐ問題の解法は以下の通りです。

文の各要素は以下の通りとします。ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。
- S:主語
- V:動詞
- O:目的語
- C:補語
- M:補助的な要素
以下、問題の解説に入っていきます。
問題IIIの解説
(a)~(e)の文の要素
(a)
S=The alarm
V=will go off
(b)
S=Spatial travel
V=is
M=so
C=expensive
that節
(c)
S=Scientists
V=had
O=a difficult time
(d)
S=Recycling
V=serves
O=to transform waste
(e)
M=Unlike protons and electrons
1~5の文の要素
1.
S=it
V=is
M1=still
C=unavailable
M2=to ordinary people
2.
M1=into products
M2=through industrial processing
3.
S=neutrons
V=do not have
O=charge
4.
when節
S'=the temperature of a vacant room
V'=rises
5.
ing形
O'=how節
S''=salt
V''=affects
O''=our health
(a)の解答
前半で文が完成しているので、後半の候補は選択肢2と4です。
go offの直後にintoは来ないので、正解は選択肢4. になります。
(b)の解答
"so … that ~"「とても…なので~」構文。
文の前半はthatで終わるので、後半は選択肢1と3が候補になります。
内容から考えて、選択肢1. が適切です。
(c)の解答
have a difficult time (in) ~ing「~するのに苦労する」がポイントです。
本問ではinは省略されています。
この構文に当てはまる選択肢5. が妥当です。
(d)の解答
transform A into B「AをBに変換する」ポイント。
intoを使うのは選択肢2. しかありません。
(e)の解答
前半は前置詞句(全体でM)なので後半は選択肢1か3です。
しかし、選択肢1とするとitが何を指すか不明です。よって選択肢3. が正解になります。
まとめ
文の前半・後半を構造把握する
文法的に成立する組み合わせを絞り込む
最後に文の意味から判断する
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもみなさまのお役に立てればうれしく思います。
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