管理人のトイトブルクです。
本記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。
「技術英検3級」を勉強していて、こんなことはありませんか?
この問題の答え、なんでこうなるの?解説がないから分からない!
そうなんです。「技術英検3級」の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されていますが、解説がないんです。
管理人が以前「工業英検3級」「工業英検2級」の勉強をしたときも、
解説がないから自分で調べて考えなきゃ・・・
となることが多々ありました。
管理人は現在
工業英検2級(技術英検準プロフェッショナル相当)
そこで本ブログでは、工業英検2級に合格した管理人が、技術英検3級の過去問を解説します。
解説を読んでいただければ、
そうか!このように問題を解けばいいんだ!
と感じていただけるでしょう。
技術英検3級の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されています。著作権の関係上、問題文は掲載できません。『技術英検3級問題集』をご用意の上、記事をお読みください。
本記事では、工業英検4級第118回(2019年1月)の問題Iを扱います。
なお、「技術英検3級」と「工業英検4級」はほぼ同内容の試験です。
技術英検3級 配点 問題I
「技術英検3級」における問題Iの配点は70点です。1問10点×7問=70点になります。

問題Iは英文和訳です。
幸い解答は4択の選択式なので、完全な訳ができなくても答えを導くことは可能です。
個別の問題に入る前に、解法の流れを見ておきましょう。
文の構造(SVOC)を把握する
メイン構造を訳す
自分で直訳してみる
直訳が選択肢にない場合、文意を変えないで意訳しているものを探す
文の各要素は以下の通りとします。ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。
S:主語
V:動詞
O:目的語
C:補語
M:補助的な要素
上の解答手順を参考にしながら、個別の問題に入っていきましょう。
問題(a)~(g)の解説
(a)
S=Copper
V=is
O=an electrically conductive material
copperは「銅」
electricallyは「電気的に」
conductiveは「伝導性のある」
以上2点を正確に訳しているのは選択肢4. のみです。
(b)
S=The gas
V=is
C=harmless
be harmless to A「Aに無害である」
→「人畜」
以上より正解は選択肢4. です。
(c)
S=Hubble Telescope
V=reveals
O=stars
「~することで」「~しながら」「~してから」など。
infraredはredを含むので赤外線、ultravioletはvioletを含むので紫外線と判断できます。
reveal「~を見つけ出す」
hidden in visible wavelengthsはstarsを後ろから修飾(説明)しています。
visible wavelength「可視波長」
以上のポイントをクリアしているのは選択肢1. のみです。
(d)
S=Drawings
V=shall be placed
Drawing「図面」⇔table「表」
shallは指示文で「~すること。」という表現として使われます。
be placed on A「Aに配置する」
margin「余白」
not less than「~以上」(下図参照)

以上のポイントを押さえた和訳が正解の選択肢1. です。
(e)
S=The intensity
V=is defined
intensity「強さ」
be defined by A「Aで定義される」
maximum mean「最大平均」
以上2点を押さえた和訳が正解の選択肢3. です。
(f)
S=Scientists
V1=examined
O1=the human fossils
and
V2=classified
O2=them
examine「~調査する」
fossil「化石」
classify A as B「AをBと分類する」
以上のポイントを押さえた和訳が、選択肢2. です。
(g)
S=A turbine
V=is
C=an engine
文の主要素SVCから「タービンはエンジンである」と判断できます。
→「Aで回転するブレード」
steam, water, or other fluids「蒸気、水、または他の流体」
以上3点を押さえた和訳が選択肢3. です。
まとめ
まずは文構造を把握しよう
メイン構造の訳だけで解答できる問題も多い
英文を直訳して、合致する選択肢を選ぶ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもみなさまのお役に立てればうれしく思います。
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