【モヤモヤ解消】同訓異義語は熟語で判別しよう

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同訓異義語は熟語で判別しよう

こんにちは、トイトブルクです!

目次

同訓異義語とは?

同訓異義語という言葉を聞いたことがありますか?

同訓異義語とは、同じ訓読みをするけれど漢字が異なる言葉を指します。

たとえば「はし」には、「橋(川を渡るための道)」と「箸(食事の時に使う道具)」の2種類の同訓異義語があります。

上のような例では使い分けしやすいでしょう。使う場面がまったく異なりますからね。

でも同訓異義語には、区別しづらいものがあります。

たとえば「食事をすすめる」の「すすめる」は、「勧める」「薦める」のどちらを使いますか?

「時間をはかる」の「はかる」は「測る」「計る」「量る」のどれを使うでしょうか?

もちろん国語辞典には使い分けが載っています。しかしすぐに国語辞典を使えるとは限りません。

テストのときは、もちろん国語辞典は使えませんね。

「すすめる」「はかる」の使い分けは、漢字の問題ではよく問われますから、事前に知っていれば答えられます。

でも同訓異義語の使い分けを覚えているとは限りません。

そのときはもうお手上げでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。そのための方法をお知らせしましょう。

同訓異義語の使い分けには、熟語がヒントになる

同訓異義語の使い分けには、熟語が大きなヒントになります

例を挙げて説明しましょう。

先ほどの「食事をすすめる」の例を取り上げます。

「すすめる」の候補は「薦める」「勧める」です。

では「薦」と「勧」という漢字による熟語を考えてみましょう。

「薦」を使った熟語には「推薦」などがあります。

「推薦」は「推薦入試」のように「人」や「物」を対象としていますね。

「勧」を使った熟語には、「勧誘」「勧奨」などがあります。

「勧誘」なら、「入会を勧誘する」のように「入会する」という「行動」を促しているわけです。

また「勧奨」も「海外留学を勧奨する」のように「留学する」という「行動」を促しています。

以上を踏まえれば、「食事をすすめる」は「食べる」という行動を促しているわけですから「勧める」を使う、と判断できますね。

国語辞典には次のように書いてあります。

【勧める】
1. あることをするように相手に働きかける。誘いかける。勧誘する。
「入会をー」「しばらく休養してはどうかとしきりにー」「ぜひ出席するようにと私からもーめておく」
2. 相手に対して、相手が飲食または使用するように促す。
「お茶[座布団・風呂]をー」
3. ほめたり助け励ましたりして、そのことを実行するように働きかける。推奨する。
「貯蓄をー」

【薦める】
美点を述べて採用するように説きつける。推薦する。推奨する。
「海外旅行ならインドがいいと熱心にー」「感動の大作として本書をー」「私のー名曲名演奏」

[表記]「評論家たちが奨める新作映画」などのように「奨める」も好まれるが、今は多く「薦」でまかなう。

明鏡国語辞典 第二版

国語辞典を見ても、熟語を使って考えた通りの結果になっています

このように、熟語を使えば同訓異義語を区別しやすくなります。

では、なぜ区別がしやすくなるのでしょうか?

下の図を見てください。

すすめるの図


「勧める」と「薦める」は大きな円で、「勧誘」と「推薦」は小さな円で書きました。

熟語を使うと、漢字を組み合わせて意味を詳しく述べられます。

詳しく述べることは、単一の漢字よりも意味の範囲が狭くなることにつながるのです。

上の図で「勧める」の円と「薦める」の円との距離が近いのに対し、「勧誘」の円と「推薦」の円との距離は遠くなっています

遠くから二つの円を見て区別するとき、円と円の距離が離れていれば離れているほど区別しやすいですよね。

漢字の意味の区別という観点から考えると、熟語の方が区別をつけやすくなります。

以上が熟語を使うと同訓異義語の使い分けがしやすくなる理由です。

熟語の選び方の注意点

熟語により同訓異義語の区別をつける際に、気を付けることがあります。

区別したい二つの漢字からなる熟語を使うと、かえって混乱することです。

今回も例を用いて説明しましょう。

「時間をはかる」の漢字は「計る」「測る」「量る」のどれに当たるかを考えます。

ここで混乱しやすいのは、「計測」など候補となる漢字どうしを組み合わせた熟語が存在することです。

どういうことか説明します。下の図を見てください。

はかるの図

この図では三つの円の一部が重なっています

それだけ「計る」「測る」「量る」の意味が近い。

実際「計測」「測量」「計量」という二つの漢字を組み合わせた熟語も存在し、黒字の三つの熟語が該当します。

「計測」「測量」「計量」という熟語では区別がつかないので、別の熟語を探しましょう。

上の図では「時計」「実測」「分量」という熟語を使いました。

これらの熟語の円は互いに交わっていないので、これらの熟語を使えば「はかる」の区別が可能です。

「時間をはかる」には「時計」を使うので「計る」という漢字が用いられます。

国語辞典での説明は下記のとおりです(太字は管理人による)。

はかる

1. 物差し・秤・枡・時計などを使って、物の長さ・広さ・重さ・量・時間などを調べる。測定する。

「距離[身長]を測る」「深さを測る」「高さを測る」「面積を測る」「体積[体重]を量る」「音量を測る」「熱[血圧]を測る」「角度を測る」「性能を測る」「時間を計る

【表記】一般に、時間の場合は「計」、長さ・高さ・深さ・度合いなどの場合は「」、重さ・体積などの場合は「」と使い分ける。「数量[数値]を計[測]る」「力量のほどを量[測]る」のように両用される物も多い。

明鏡国語辞典 第二版

同訓異義語は熟語で判別しよう:まとめ

同訓異義語を熟語で判別するポイント
  • 熟語を使うと意味が絞れるので判別しやすくなる
  • 区別したい漢字どうしの熟語に惑わされない
  • 三つ以上の選択肢がある漢字の区別にも利用できる

いかがでしたか。

同訓異義語の区別のように、知識がなくても熟語を使うという工夫で対処できる場合があります。

今回紹介した方法を用いて、国語辞典が使えない場面でも同訓異義語の区別ができるようにしていきましょう。

もちろん知識があるに越したことはないので、後で国語辞典などで確認することも大切です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。

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